・「イグニッションコイル」ってなに?
バイクに乗っている人は、バイクの部品についてある程度熟知している人がほとんどかと思いますが、ビギナーライダーはまだ部品についてよくわからない、という人も多いと思います。
「イグニッションコイル」という名称を聞いたことがあるでしょうか。
イグニッションコイルとは、エンジンに点火をさせるために必要な部品で、小さい電圧を高い電圧に変化させ、エンジンをかける働きをしています。
このイグニッションコイルは、経年によってどんどん劣化してしまうので、消耗品として考えられていますが、使用している間もこまめに状態を確認し、メンテナンスしてあげることが必要です。
・イグニッションコイルの取り外しや確認方法
イグニッションコイルが劣化していないかを確認するには、まず取り外さなければなりません。
ステーと呼ばれるイグニッションコイルをつなげている部品を取り外してから、イグニッションコイルを緩めてプラグを抜くと、取り外すことができます。
ステーにはほかの部品もつながっているので、元に戻すことに不安のある人は、現状の写真を撮ってから取り外すか、各部品のメモをとり、もとの状態に戻せるように準備した上で取り外しましょう。
取り外しが完了したら、サビなどがついていないかを確認します。
サビがあった場合には交換する必要がありますので、バイクのパーツを扱う店でイグニッションコイルを購入し、新品を取り外したときと逆の状態で設置してください。
イグニッションコイルの点検と共に、周辺の細かい部品に劣化がないかどうかも確認しておくとよいですね。
・イグニッションコイルをチェックするタイミング
前述したように、イグニッションコイルはエンジンをスムーズに点火するための部品です。
エンジンのかかりが悪くなってきた、もしくは回転数がの上がり方が不安定になってきたと感じたら、イグニッションコイルの点検を行います。
ビギナーライダーは違いに気づきにくいかもしれませんが、頻繁に走ることで違いを感じ取れるようになるので、まずはこまめに走ってエンジン音を感じてみてください。
バイクに乗るのは好きだけれど、バイクいじりには自信がないという人は、バイクショップでメンテナンスを行なうのが懸命です。
ただ、どのようなメンテナンスでも同様ですが、自分で行なうのとバイクショップにお願いするのとでは、費用がかなり変わってきますので、バイクの維持費を節約したい人は、少しずつ練習しながらセルフメンテナンスができるようになるとよいと思います。
イグニッションコイルはかなり小さなパーツですが、市販品を購入する場合は6,000円から7,000円前後で販売されていることが多いようです。
同じバイクに長く乗るのであれば、まとめて買うと少し安くなるようですので、まとめ買いをしておくとよいかもしれません。