・より盗難バイクを見つけやすくする「グッドライダー防犯登録」
後を絶たないバイクの盗難被害ですが、バイクメーカーや警察、安全協会などで、さまざまな防犯対策を行いながら被害の縮小に努めています。
そのひとつとして挙げられるのが、「日本二輪車普及安全協会」が運営している「グッドライダー防犯登録」です。
・参考サイト:グッドライダー・防犯登録とは
グッドライダー防犯登録を行なうと、警察の特別なデータベースにバイクや所有者情報が登録され、登録した人には登録ステッカーとユーザーカードが発行されます。
不審なバイクが発見された場合、登録してあるデータベースを照合し、当てはまるバイクがあったら登録者のもとに連絡が入るというシステムです。
登録をしてあることで、都度不審車を照合してもらえるので、発見率が非常に低いとされている盗難バイクの発見率も上がりますし、こうしたシステムがあることで、盗難の被害を少しでも低くすることができればという狙いもあります。
グッドライダー防犯登録は10年間有効です。
バイクを手放すときは登録の抹消を行なう必要があり、また10年以上バイクを継続して所有する場合は、再度登録作業を行ないます。
購入時にバイク店などで登録についての説明を受けるかと思いますが、その時に加入しなかった場合でも、いつでも提携しているバイクショップなどで登録を行なうことが可能です。
新車、中古車に関わらず加入できます。
・グッドライダー防犯登録に加入したい人は?
加入は有料になり、金額などの詳細については公表されていないので、提携しているバイクショップに問い合わせてください。
一度加入し、ステッカーまたは登録カードを紛失してしまった場合は、再発行できますのでこちらも取扱店に問い合わせれば大丈夫です。
ちなみに、友人や知人などにバイクを譲渡した場合、グッドライダー防犯登録はその加入状況を継承できないため、登録者が一旦登録を抹消し、再度新しい所有者が登録を行わなければなりません。
グッドライダー防犯登録に大きな加入条件は設けられていませんが、安全運転における3つの約束をする必要があります。
ひとつは交通ルールを守って安全運転を行なうこと、もうひとつが車両を離れるときはハンドルロックをしてキーを抜く(防犯対策を行なう)こと、もうひとつが自賠責、任意を含む保険にしっかり加入することです。
ライダーであれば当然守るべきことなので、加入において難しい条件をクリアする必要はありません。
もしものときに備え、グッドライダー防犯登録に加入することで、盗難被害に対する安心感が芽生えるのではないでしょうか。
バイク所有者の方は、ぜひ加入を検討してみては。