バイクを守る
バイクの盗難対策

バイクを守るための心がけ

・バイクの盗難は予想しないところで起こる

昔から問題となっている「バイク盗難」ですが、最近は実に悪質になってきていて、しっかり対処していても盗難装置ごとかついでトラックで盗難するなど、対処しきれない部分もかなりあります。

しかし、こうした「しっかり対処しているのに盗難されてしまう」という事例は盗難被害の中でも少なく、ほとんどは「大丈夫だろう」と思っていたときに起こってしまうようです。
コンビニで買い物をするとき、数分だからとキーをつけっぱなしにしてしまった。
ハンドルロックをしないで一晩駐輪してしまったなど、窃盗団にスキを見せてしまうと格好のえじきとなってしまいますので、日頃からこまめな防犯対策をとることは必要不可欠です。

・こまめに行いたい防犯対策

ちょっと駐輪するだけだとしても、毎回必ず行いたいのは「ハンドルロック」と「キーを抜く」ことです。
ひとつめの「ハンドルロック」は、ハンドルが自在に曲げられないようにロックする機能のことで、ロックされていると右側にハンドルを切ることができなくなります。

バイクの盗難では、鍵穴を操作してキーがなくてもエンジンがかかる状態にしてしまい、エンジンをかけて走り去ってしまうという方法があるのですが、ハンドルロックがかかっていればハンドル操作を行えないので、バイクに乗って持ち去ることはできません。
鍵穴をいたずらされてしまったとしても、バイクごと盗まれてしまうことを考えたら被害は小さいので、必ずハンドルロックをかけてバイクから離れるように意識してください。

また、「キーを抜く」ことも当然ですが重要になります。
ちょっとコンビニで買い物をするとき、数分だし、店の前に停めているのだから盗まれることはないだろうとキーを差したままバイクを置いていってしまうと、一瞬で盗難被害に遭ってしまいます。

今だけなら大丈夫、という油断した気持ちが盗難被害を招いてしまいますので、どんなに短い時間でも、必ずエンジンを切ってキーを抜き、ハンドルロックをかけてバイクから離れることを習慣化しましょう。

・より盗難の可能性を下げるには

近年のバイク盗難被害増加を見て、バイクメーカーでは盗難防止装置を充実させたモデルをたくさん販売しています。
これからバイクを購入しようと考えている人は、こうした防犯対策がしっかりとられているバイクを購入するというのもひとつの方法です。

ただし、まったく動かないバイクでも、数人がかりで運んでトラックに乗せて持ち去り、バラバラにしてパーツ売りをしてしまうという悪質な窃盗団も少なくないので、バイクの管理は日頃からしっかり意識することが一番効果的だといえるかもしれません。