イモビライザーとは
バイクのセキュリティを強化するためのグッズはいくつかありますが、その中でも特におすすめなのが「イモビライザー(immobilizer)」です。
イモビライザーというのは一種の「電子式ロック」のことです。
別名「バイク盗難防止アラーム」または「防犯ブザー」と呼ばれることもありますが、イモビライザーに対応する電子チップを付けたキーでなければバイクが動かないようにデザインされています。
イモビライザーを使用するためには、まずバイクの車体にイモビライザー本体である電子制御装置を設置しておきます。
一方、キーは電子チップを付けたものを使用し、イモビライザーとのID照合ができた場合だけエンジンがかかるという仕組みです。
万が一イモビライザーのIDと食い違うキーを挿した場合にはエンジンがかからず、アラームが鳴り響きます。
セキュリティの面からいえば、ディスクロックやハンドルロックよりもかなり確実なのがイモビライザーということになります。
おすすめのイモビライザー
イモビライザーの価格はだいたい10,000円前後が相場です。
独自の電源で動くのか、あるいは車体のバッテリーから電源を取って動くのかでも価格は異なってきますが、あまり安いものを買ってしまうとセンサーが誤動作を起こす可能性がありますので注意しましょう。
人気の高いイモビライザーとしては、「STEELMATE 986X 2WAYエンジンスターター付きセキュリティー」などがおすすめです。
価格は11,000円代で、本体重量は700g程度です(リモコンの方は約30g)。
DC(交流)に取り付けるのが一般的ですが、電気やメカに弱い人は専門店で取り付けてもらった方が無難かもしれません。
自分のバイクにどんなイモビライザーが適しているかがわからない人も、購入してしまう前に専門店で相談してみるのがいちばんです。
メーカーによっては自社正規のイモビライザーを発売しているところもありますから、自分のバイクのメーカーにまずは問い合わせてみるのもいいアイディアです。
例えばHONDAから出ている「純正防犯イモビアラーム08E70-HAC-J20」は価格が約12,000円、機能・耐久性ともに申し分ありません。
ただしイモビライザーというのは搭載していることが外からはわかりにくく、一見「無防備なバイク」と見られてしまう危険もあります。
ですからディスクロックなどを付けておいて、これと合わせてイモビライザーを使用すれば最強です。
また、新車のバイクを購入する際にオプションで設置してもらえるのであれば、そこでお願いするのがいちばんです。
別途料金が発生することはほとんどありませんし、バイクとの親和性も保証付きです。