サーキットを走るための装備とは？
レースのイメージが強くなりがちなサーキットですが、初心者に向けたイベントなどが開催されていることもあり、多くのライダーが経験できるものとなっています。
スポーツのような感覚でライディングを楽しみながらも、安全になおかつ効率良くスキルアップできるのでサーキット人気は高まっています。
サーキットを走るためには、やはりある程度の準備が必要となります。
公道を走る場合でも同じですが、やはり事前にマシンをきちんと整備、つまりメンテナンスしておくことは必要不可欠です。
その中でも、特にエンジンオイルの量とドレインボルトの締め付け、ブレーキ周りの取り付け、タイヤの空気圧、ガソリン残量、タイヤの摩耗状態などは必ず事前にチェックしておきましょう。
安全面を考えるなら、レザースーツを着用するのがおすすめです。
ライダーの装備としては、最低でもライディングウェアを揃えておくのが良いでしょう。
革パンにプロテクター入りのジャケット、革のグローブやブーツなどを組み合わせれば、体験走行なら問題なく参加することができます。
もちろん、ライダー本人の体調を整えていくことも欠かせません。
サーキット走行は速度レンジが高く、小さな判断ミスや一瞬の判断の遅れ・操作ミスが大きなアクシデントにつながってしまうこともあるからです。
二日酔いなど、アルコールが少しでも入っている可能性のある状況でサーキットを走行するのは、まずありえません。
アルコールが抜けている状態でも、大きなストレスを抱えている時やいつもより疲れている時などは走行しないのがおすすめです。
メンタルが、ライディングには非常に大きく影響するものです。
安全な走行を自分自身が行うだけではなく、周りの人を危険な目に遭わせないためにも体調を万全にした状態でサーキット走行に臨みましょう。
サーキットの走り方
サーキットを走り始めたら、まずは直線を使ってしっかりと加速しましょう。
タイヤを揉むようなイメージを持ちながら、少しずつバンク角を増やしていくのが安全です。
コースの上でいきなり左右にバイクを振りながら走行するという方もいますが、これは転倒のリスクが非常に高いのでおすすめできません。
ローリングを始める前に、しっかりと加速コーナー手前ではしっかりとブレーキをかけて発熱を促していきましょう。
前輪・後輪に負担をかけながら発熱を促すことで、少しずつローリングなどへの準備が整っていきます。
もしも転倒してしまった場合には、自分と周辺の安全を確保することが必要です。
まずは自分の安全確保のためにコースの外に避難し、その後は係員の指示に従って動きましょう。
もし自分以外の人が転倒してしまっても、2次災害を予防するために救助には入らないことが大切です。