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モトクロス観戦の魅力や特徴

モトクロス選手権の階級

バイクが好きだけれど、自分が乗るよりもモトクロスを観戦する方がもっと好き、という人も少なくありません。
モトクロスというのはバイクによるクロスカントリーのことで、日本では1950年代から普及し始めました。

モトクロスにはいくつかの選手権がありますが、その中でも最もポピュラーでレベルが高いのが「全日本モトクロス選手権」です。
全日本モトクロス選手権は4つの階級に分かれているのですが、ここではそれぞれの階級について詳しく見ていきましょう。

まず、国内で最高峰クラスなのが「IA 1」です。
IA 1(Internacional A級450cc)クラスは4ストロークの450ccが主流となっていますが、2ストローク125〜250ccでも参加することができます。
レースは30分✕2ヒート制となっています。

次の階級「IA 2(Internacional A級250cc)」は4ストローク250ccと2ストローク100 〜125ccが出場できるカテゴリです。
若手のライダーはこの階級で経験を積んだ後、憧れのIA 1に挑戦します。

モトクロスをやっているのは男性だけではありません。
モトクロスをやっている女性のための階級が「Ladies」で、主流は2ストローク85ccですが、4ストローク185ccでも出場することができるようになっています。
男性のモトクロスとは一味違ったLadiesはパワー以外で勝負をしている選手も多いので、一度観戦してみるのをおすすめします。

さらに全日本モトクロス選手権では、下位クラスに当たるのが「IB OPEN(Internacional IB)」です。
IB OPENでは4ストローク250〜450cc、または2ストローク100〜250ccが出場することができます。

モトクロス観戦の楽しみ

モトクロスの醍醐味は何といっても臨場感にあります。
全日本モトクロス選手権では選手と観客との距離がかなり近いので、臨場感を十分に味わうことができます。
バイクから巻き上がる土埃や粉塵をモロにかぶってしまうほどの近さなので、観戦に行くにはそれなりの装備が必要かもしれません。

服装は汚れても気にならないTシャツがいちばんですが、泥ハネがひどいような場所ではウインドブレーカーやレインジャケットなどを着用した方がいいかもしれません。
靴はスニーカーか、あればトレッキングシューズがおすすめです。

折り畳み椅子が役に立つこともありますから、会場の雰囲気や何を持ち込めるかを前もって調べておくのがいいでしょう。
当日はとにかく埃がすごいので、サングラスも必需品です。
夏場はこまめに水分を補給するためのペットボトルホルダーなども持参するといいかもしれません。