ライト
バイクのメンテナンス

バイクのヒューズを交換してみよう

・知ってますか?「ヒューズ」の役割

家庭用の電化製品でも、「ヒューズ」がついているものがたくさんありますが、ヒューズはどんな役割のある部品だかご存知ですか?
家庭では、冬場などにエアコンと電子レンジ、ドライヤーなど電気をたくさん必要とする電化製品を一度に使うと、電気のブレーカーが下がってすべての電気を利用できなくなってしまうことがありますよね。

どの製品でも、突然強い電気が流れてくると電気系統がやられてしまい、製品が壊れてしまいます。
そうなる前にヒューズが飛んで、電気回路を切ってしまうことで、製品の故障を防いでくれるのです。

こうしたヒューズはバイクにも装着されていて、ライトやメーターなど電気で動く部品が突然強い電流によって壊れてしまうことがないように、ヒューズが守ってくれています。
ただ、家庭用の電化製品とバイクのヒューズで大きく違うのが、「バイクのヒューズは1回飛ばしたら復活しない」という点です。

家庭用のヒューズは、ブレーカーを上げることですぐにまたすべての電化製品が使えるようになりますが、バイクのヒューズを飛ばしてしまった場合、交換をしないと電気系統の機能が復活しません。
なので、必ず交換する必要があります。

・バイクのヒューズはどんなときに切れる?

家庭用電化製品であれば、過電流になるということが理解しやすいのですが、バイクとなるとどんなときに過電流になってしまうのかがよくわかりませんよね。
バイクでヒューズが切れてしまうことにはさまざまな原因があるようですが、普通に使用している分にはめったに切れてしまうことはないようです。

何かのタイミングでイレギュラーな電気の流れが起きてしまった、というときにヒューズが切れるようです。
例としては、配線が劣化していて、大きな振動などによりショートを起こしてしまったり、レギュレーターがパンクしているなど、どこかに不具合を起こしているときにヒューズが切れるとことがあるといわれています。
ヒューズはもちろんですが、日頃から電気系統の劣化などをこまめに点検しておくことが、ヒューズが切れないことに役立ちそうですね。

・バイクのヒューズの交換方法

バイクの部品の中でも、ヒューズの交換は比較的簡単です。
ビューズが切れた部分の配線を新しいヒューズにつなぐだけなので、セルフメンテナンスでも比較的容易に交換できます。

ただ、ほかにショートを起こしてしまった配線をすべて確認してつなぎ直すのは、機械いじりが得意な人でないと難しいかもしれません。
きちんとつないだつもりでも、電気系統で動作しないものがある、ということにならないように、自信のない人はバイクショップにお願いをして交換されることをおすすめします。